ChatGPTを活用して業務を効率化するには、ただ質問するだけでなく、「プロンプト」と呼ばれるAIへの指示文を上手に使うことがポイントです。
もちろん、人間と話すように気軽に会話してもChatGPTは応えてくれますが、プロンプトを工夫するだけで、AIから得られる回答の精度や実用性がグッと向上します( -`ω-)✧
この記事では、ChatGPTを効率的に活用するための基本的な「プロンプト」の使い方をわかりやすく解説していきます!
Contents
そもそも「プロンプト」って何?
プロンプトとは、日本語で「動作を促す」といった意味を持ち、ITの世界では「システムに入力を促す文字列」や「操作指示」を指すことが多いです。
ChatGPTの画面では、テキストを自由に入力できる「Send a message」欄に書き込む内容がそのまま“プロンプト”になります。つまり、ChatGPTに何をどう答えてほしいかを伝えるための指示文がプロンプトです。
- 普段の言語でOK
自然な日本語や英語などで、会話するように入力すればChatGPTに指示を出せます。 - 明確な指示がカギ
抽象的な指示では、ChatGPTも大まかな回答しかできません。自分の意図をしっかり伝えることがポイントです。
「明日の会議の議事録を作成したいので、会議の議題を5つと、その要点を箇条書きで教えてください。」
→ これが ChatGPT への“プロンプト”になります。
なぜ「プロンプト」が大事なの?
ChatGPTはとても便利なAIですが、どんな質問や指示でも完璧に答えられるわけではありません。
回答の内容やクオリティは、あなたがどんなプロンプト(指示)を出すかによって大きく変わります。
言い換えると、プロンプトの作り方を工夫すると、より欲しい情報を正確に得られるようになるということです。
プロンプトの作り方のコツ
指示をはっきり伝える
「ざっくりした質問」よりも、「具体的でわかりやすい質問・依頼」のほうが、ChatGPTは的確な答えを返しやすくなります。
- 悪い例: 「良い会社ってどんな会社?」
- 良い例: 「財務状況の面から見て、社員に還元している良い会社の特徴を教えてください。」
ChatGPTの立場を設定する
「あなたは〇〇の専門家です」「あなたはプロのライターです」など、ChatGPTに“役割”を与えると、回答の方向性がはっきりしやすくなります。
- 例: 「あなたはプロのカウンセラーです。職場の人間関係で悩む人へのアドバイスを書いてください。」
詳しい条件を付け足す
「箇条書きで5つ教えて」「200文字でまとめて」などと指定すると、答えが使いやすい形で返ってきます。
- 例: 「スケジュール管理のコツを、箇条書きで5つ挙げてください。できるだけシンプルにお願いします。」
追加の質問で修正する
ChatGPTは、同じチャット上で質問を続けると、前のやり取りを覚えています。
最初の回答がイマイチなら、「もう少し詳しく」「語尾を丁寧にして」といった形で再度指示しましょう。
- 例: 「ありがとう。もう少し具体的な事例を入れてほしいです。」
プロンプトの良い例/悪い例
【良い例】
ユーザーのプロンプト例
「あなたはプロのWEBライターです。日本の公的年金制度について、1000字程度で説明する文章を作成してください。国民年金と厚生年金の違いについても言及してください。」
このように「どんな立場で」「どんな内容を」「どの程度」で書いてほしいのかを明確に指定すると、ChatGPTは理想に近い文章を出力しやすくなります。
【悪い例】
ユーザーのプロンプト例
「よい会社とは何ですか?」
質問が漠然としており、ChatGPTも回答を絞り込みづらくなります。たとえば「財務状況からみた“よい会社”の条件を教えてください」といった具体的な切り口を示すと、範囲が明確になり、より納得感のある回答が返ってきます:)
英語で質問すると回答の精度が上がるって本当?
ChatGPTは英語を含む多言語に対応していますが、学習データの中心が英語であるため、英語で質問するとより豊富な情報が返ってくる可能性が高いとされています:)
日本語でも十分な回答を得られる場合は多いのですが、たとえば専門的な内容や詳細情報が欲しいときは、英語で聞いてみるのも一つの手です(*´ ˘ `*)
ChatGPTに質問する際の注意
なんでも回答してくれるChatGPTですが、質問する際に注意した方がいい点がいくつかあります。
- 曖昧で抽象的な質問
→ はっきりとした答えが得にくい - 倫理的・違法行為に関する要求
→ ChatGPTのポリシー上、回答を拒否される場合もある - 個人情報の特定・プライバシー侵害の恐れがある質問
→ 回答範囲外となる可能性が高い - 間違えると大きな影響のある質問
→ 緊急を要したり、重要な判断が含まれる質問をする際は、ChatGPTに判断してもらうのではなく、参考に止めておくのがお勧めです
まとめ
- プロンプトとは:ChatGPTに出す“指示文”のこと。
- 良いプロンプト:具体的・明確に書くと、より正確な答えを得やすい。
- 追加質問や訂正:同じチャットで続けて指示すれば、何度でも修正可能。
- 英語と日本語の違い:英語だと学習データが多く、回答が詳しくなることがある。
ポイント
- 段階的に質問する(まずは概要 → さらに深堀り)。
- 役割と目的を明確に伝える(「あなたは○○の専門家。○○をしたい」など)。
- フォーマットを指定する(箇条書き、文字数、文章スタイルなど)。
「頑張るのが苦手」「効率よく成果を出したい」そんな人こそ、ChatGPTをうまく使うと“ラクして成果が出る”状況を作りやすくなります。今回の内容を参考に、ぜひあなたの仕事や日常に取り入れてみてくださいね。
これからも「怠惰な猫は今日も頑張らない」では、無理せず前向きに、AIを活用するコツをお伝えしていきます。たまに覗きに来ていただければ嬉しいです:)
ChatGPTができること、質問方法が知りたい方はこちらの記事がお勧めです( -`ω-)✧

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このサイト(「怠惰な猫は今日も頑張らない」)では、仕事で使えるAIツールや効率化の方法を、できるだけ楽に・無理なく取り入れるアイデアをお届けしています。今回は、ChatGPTの**「プロンプト」に焦点を当てて、上手な使い方をやさしく解説します。
ChatGPT初心者の方や、ITに苦手意識のある方でも大丈夫。“がんばらないけど成果が出る”**そんな働き方を目指すヒントになれば嬉しいです。